社会人の勉強って何をすればいい?職種によらない必修科目は?

社会人になったし、きちんと勉強しよう!と意気込む新社会人はたくさんいると思います。

しかし、「社会人の勉強って何をすればいいんだ?」となるのではないでしょうか。

自分の仕事に直結する内容に関しては、仕事の中で気づいたり、周りの先輩・上司から教わったりするのである程度見えてくると思います。

しかし、それ以外にも勉強するべきことはあるんです。

この記事では、仕事に直結はしないが、社会人としての勉強は何をすればいいかを紹介します。

なぜそのような勉強が必要か、という考え方から私なりにお伝えしていこうと思います。

 

職種によらず勉強するべきことはあるのか?

まず、前提として仕事に直結しない勉強はするべきかどうかという点に関してです。

絶対にするべきです。

学校で習わないけど、生きていく上では絶対に必要な知識は数えきれないほどあります。

それを学ばないままでは社会というシステムの中では生きていけない、または大きく損をする場合もあります。

学ぶべき内容は本当に数えきれないほどありますが、私個人の考え方としては、

① 社会というシステムの中で生きるために必要な知識

② 汎用性が高い知識

の2点です。

 

① 社会というシステムの中で生きるために必要な知識

これは言い換えるなら自分を守るための勉強になります。

世の中を知る、ということにもつながるかもしれません。

例えば、

・国や自治体が私たちに何をしているのか

・年金や税金などの普段意識していないお金の知識

・あなたが所属している環境における文化や常識

などなど。

あまりイメージできず、何をしたらいいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私がオススメするのはお金に関する知識です。

 

② 汎用性が高い知識

これに関しては、自分の生活や趣味にも活用できるという文字通り汎用性が高いという意味のほかに、もう一つ重要な意味があります。

それは、今と異なる環境での仕事のためです。

それぞれ少しだけ深堀してみます。

 

まずは、生活や趣味に活用できる知識についてです。

仕事に直結しないけど、汎用性が高く、日常生活でも活用できるものでは、代表的なものでは対人スキルがあげられます。

対人スキルを身に着けても、自分の専門分野の知識ほどはダイレクトにポジティブな影響はないかもしれません。

しかし、対人スキルは仕事にも間違いなく必要です。

さらに、このスキルは家族や趣味友達との人間関係などにも応用できる可能性は、仕事の専門知識よりもはるかに高いものです。

このようなものが、仕事に直結はしないけど汎用性の高い知識になります。

これ以外では、

・説明の仕方やプレゼンの方法など伝え方に関する知識

・敬語や言葉の使い方などの正しい日本語

・まともな文章が書けるようになるための文章力

などがあげられます。

 

そして、もう一つの今と異なる環境での仕事のため、という意味について深堀していきます。

今の仕事を一生続けていく可能性はどれほどのものでしょうか?

どこかで転職など環境が変わるタイミングがあるのではないでしょうか。

これに対応するためです。

今の自分の仕事に関係することしかしなければ、その仕事以外の仕事をしなければならなくなったとき、はっきり言ってほとんど使えない人間になってしまいます。

全く新しい仕事をしているのに、そうでない人は、汎用性の高い知識やスキルを習得しているケースがほとんどだと思います。

 

私の周りを見てもそうですが、仕事ができる人はどこ行っても仕事ができますよね。

前述した文章力などは、どんな職種でも活用できるスキルだと思います。

研究職であれば論文を書くこともあるでしょうし、営業職であれば提案書など文章でお客様に伝えるシーンはたくさんあると思います。

このような汎用性の高い知識・スキルの勉強もするべきです。

具体的にイメージできなければ、人間関係に関する勉強をするのがオススメです。

 

何を意識して勉強すればいいか

お金に関する知識、人間関係に関する知識をオススメしましたが、かなり広い意味で解釈できるので、それぞれ少しだけ私なりのポイントを紹介します。

 

お金に関する知識

はじめに言っておきますが、投資や投機を薦めるものではありません。

ここでいうお金の知識は、マネーリテラシーと呼ばれるものになります。

日本人は「とりあえず貯金しておけば安心!」と考える傾向が強いように感じます。

私から言えるのは、「貯金だけでは安心できない」ということです。

まずは、この言葉の真意、何を言わんとするかをあなたなりの答えを作ってみてください。

 

それ以外にも、

・保険に入っている目的や、その内容は説明できますか?

・NISAやiDeCoなどの制度は理解していますか?

・自動車を持っている方、1年間でいくらかかるか、または出費を抑える方法知っていますか?

・株などの投資が危険と言われますが、それはなぜ?そして本当に危険ですか?

・国や自治体が私たちに何を提供しているか知っていますか?

などなどありますが、これらに一つでも答えに迷うものがあれば、まずはそれに関して勉強してみてください。

そんなことがあったのか、という驚きがあると思います。

それと同時に、今までなんて損なことをしていたんだ…、とも思うと思います。

しかし、過去は変えられないので、これまでのものは勉強代として、今後の行動を変えていきましょう。

 

人間関係に関する知識

社会の中で生き続ける限り、絶対に必要です。

これこそ学校で教えてほしい知識ですよね。

・家族とのかかわり方

・先輩・上司とのかかわり方

・後輩への接し方

・恋人とのコミュニケーションの取り方

・初対面の人との信頼関係の築き方

などなど、挙げたらきりがありませんし、すべてが超重要です。

超重要であることは皆さんも同意していただけると思いますが、ここで一つ質問です。

 

なんとなくではなく、きちんと学んで実践したことはありますか?

 

ここまで重要と分かっているのですから、きちんと勉強すべきです。

本を読むでも、セミナーを受講するでも、うまい人のやり方を見たり聞いたりするでも何でも構いません。

とにかく、意識して勉強せよ、ということです。

仮に、転職したり、起業したり、退職したりしても一生使える技術になります。

是非真剣に勉強してみてください。

 

現状維持は停滞と同義

学ばなければ成長はしません。

これは当たり前ですが、それだけでなく、周りからどんどん置いていかれます。

現状維持でいいや、と思う人もいるかもしれませんが、周りが成長している分、相対的に見れば退化です。

自分はその場にとどまっていても、周りはどんどん前進していますからね。

 

私も祖父から、「人生はどこまで行っても勉強だ」とよく言われました。

昔、私は祖父とよく本屋に行っていましたが、行くたびにこの言葉を聞きました。

定年退職した今でも、一緒に本屋に行くことがあると、自分の勉強用に本を新しく買っています。

 

繰り返しになりますが、現状維持は停滞と同義です。

仕事に直結しないことでもとにかく勉強せよ!

 

まとめ

今回は社会人の勉強は何をすればいいかということについて、仕事に直結しないことでも勉強すべきとお伝えしました。

何をしたらいいかわからない場合は、マネーリテラシー向上と人間関係に関する勉強をお勧めします。

本文に合った項目でわからない内容がある場合は、まずはGoogleで検索してみてください。

それも立派な勉強です。

わからないことをわからないままにしないことも重要です。

現状維持は停滞と同義なので、皆さん、日々勉強しましょう!

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